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木馬亭初席ありがとうございました。

  • 執筆者の写真: 勝千代 木村
    勝千代 木村
  • 2024年1月27日
  • 読了時間: 2分



 令和6年初席は、浪曲定席木馬亭。毎月初めは、浅草の木馬亭に出演させていただいております。初席の木馬亭は企画公演「曲師・沢村豊子祝米寿記念公演」でございました。浪曲は、落語、講談と並ぶ三大話芸。中でも、浪曲だけの特徴は、三味線の音に乗せての節と語り。曲師なくして浪曲はならず。私も、木馬亭への復帰に至るまでには、豊子師匠の元へお稽古に通わせていただき、舞台への復帰をさせていただく事ができました。そして、今は6人のお弟子さんたちを育てられ、私もまた、豊子師匠のお弟子さんに支えられ、舞台を努めることが出来ております。そのお祝いの席に、主役不在の満員御礼。さすが、豊子師匠、不在のまま賑わいの木馬亭。このお祝いムードを豊子師匠にもお見せしたかったです。

 この日は、豊子師匠が育てた愛弟子たちが奮闘する会となりました。トップバッターは、奈々福姉さんのお弟子さんの奈みほさんを、豊子師匠の二番弟子の広沢美舟さんが努め、続いて、天中軒雲月師匠の門下のすみれさんを、理緒さんが。小そめさんを博喜さん。夫婦浪曲です。はる乃さんを道世さん。そして、菊春さんを美舟さん。こちらも、夫婦浪曲です。夫婦浪曲増えました。素敵です。そして、羨ましい!!息の合った浪曲には、息の合った三味線が。

 唸るような客席のお客様の様子に、「お仲入りは、十分か、獅子舞はいつ?」皆が浮足だつ中、講談の室井琴調先生が、「大丈夫。まずは落ち着いて」と琴調先生だけに、緊張をほぐしてくださり、いよいよ迎える自分の出番。いつになく緊張。いつもそれなりに緊張するのですが、やはり、特別な企画ですし、客席からの圧が…。私は、年末に地元で初披露した「秋山の民話~姥捨山」をまみさんの糸にて。「姥捨山を」と申し上げた途端、大爆笑で、お祝いの席になんたるやと、思われたのでしょうが、これまた良い話なのです。お稽古の時にもまみさんが、「今回の会の趣旨にとっても合ってると思います!」と太鼓判を押してもらい、二人で努めたこの一席。お客様に喜んでいただき感無量でございました。そして、トリの奈々福姉さんを美舟さん。豊子師匠のお弟子さんが、こんなに活躍しているこの様子、本当に素晴らしいです。ビバ!豊子師匠!!そして、奈々福姉さんの顔付けにも感謝しつつ、来月は、リベンジ祝豊子師匠の会は、2月1日(木)にスライドされるそうです。そして、私も、2月7日(水)は、豊子師匠に弾いていただきます。どうぞ、御予定くださいませ!そして、木馬亭からの「かつちよかい」もございます。こちらもお待ちしております。

(田島空監督が舞台写真を撮ってくださいました。おめでたい雰囲気の写真です)

 
 
 

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