日本橋亭ありがとうございました。
- 勝千代 木村
- 2023年10月12日
- 読了時間: 2分
浪曲日本橋亭は、若手がトリを取る形で、曲師も若手でセレクトす浪曲未来応援型公演になっております。此度は、トリの富士綾那ちゃんが体調不良のため、代演にて、口演させていただきました。(綾那ちゃん、早く元気になあれ!)この口演の楽しみは、演者四人で和気あいあいと口演させていただけること。トリの私は、木戸にてお客様をお出迎え、「あれ、勝千代さん自ら受付?」なあんて、お声掛けいただきながら、もちろん代演のクレームなどなく、「勝千代姐さん〜」と受付でもお声掛けいただき、ありがたや~。急な代演ですと、他のご予定もあり、ご来場いただけないお客様もいらっしゃる中、お心有難くお迎えいたしました。
木戸にて開口一番の一陽さんのお声が聞こえて参りました。一陽さん、東家一太郎さんのお弟子さんです。小柄な可愛らしい方で、楽屋では二葉百合子先生の節で盛り上がりました!これ、嬉しいですねえ。女流関東節が、また一人増えましたよ。語りも落ち着いてらして、ハスキーなお声で「一休の婿入り」を馬越ノリ子さんの糸で。二つ目は、もうすぐ年明けの千春さん、しとやかな雰囲気で三楽会長の節を華麗に。お婆様のお声が、以前、会長がほめてらしたのですが、また、これがよい「藤吉郎の母」を、沢村理緒さんの糸にて。もうすぐ年明けで、11月26日が年明け興行です。一陽さんと木戸番を交代して、支度しながら、本日の黒一点の孝太郎さん。九州の浪曲口演で、雲衛門先生のお話を口演なさってからの関東公演。まさに雲衛門先生の足跡を辿るがごとくに、努められたのは、「討入り当夜 小林平八郎の最後」をまみさんの糸で。このお話、堀部安兵衛が登場するのですが、堀部安兵衛の碑が、日本橋にあるのですよね。わたくしも、堀部安兵衛になる前の「中山安兵衛の道場破り」を、今月20日(金)の第56回豪華浪曲大会にて口演させていただきます。平日の真昼間の口演でございますが、どうぞ応援にお越しくださいね。(ご予約切にお待ちしております)そして、トリを努めさせていただきました。一休さん、秀吉、義士伝、ときたら何?これは、江戸の華か?と「は組小町」を申し上げました。日本橋亭、改装でしばらくのお暇いただく様になるとのこと。お世話になりました。また再び寄せていただけます様、来月も、浪曲日本橋亭はございます。引き続き応援のほどお願いいたします。

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