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天保六花撰〜三千歳廓抜け

  • 執筆者の写真: 勝千代 木村
    勝千代 木村
  • 2022年11月13日
  • 読了時間: 2分

 神楽坂のレンタルスペース香音里にて開催いただいております「木村派の続き読みが聴きたい!木村勝千代独演会」は、香音里さんでは見納めとなります。まるで、実家にお招きするような感覚の神楽坂の一軒屋にての会は、畳敷きの和室にある渡り廊下と、その雰囲気がなんともレトロで居心地が良く、また、お客様の温かさにて私も伸び伸びと口演させていただいておりました。お声がけいただいている杉江松恋さんに、心より感謝申し上げるとともに、いつも温かくお見守りくださるお客様にも有難い思いでいっぱいでございます。次回は別会場にてとのお話もいただいておりますので、これからも、お客様とのご縁は繋いでいただけるかと存じます。

 さて、雲州松江邸から上州屋の娘おなみを救って、前金+後金合わせて、500両を懐に転がり込んだ河内山に、お数寄屋坊主ばかりに甘い汁を吸わせてはいられないと、

練塀小路まで乗り込んできたのが、本郷大根畑に住む、御家人の片岡直次郎。ところが、役者が上手と気づいた片岡は、河内山と兄弟分の盃を交わす。前回はここまでのお話。さあ、今回は、その片岡直次郎がぞっこんの抱え花魁三千歳を、吉原江戸町二丁目の大口楼から、廓抜けさせる段でございます。どうです?わくわくしますでしょ?ということで、も・し・も、前回までは来てないので、連続読みの今回だけでは・・・なあんて、お悩みのお方は、とんでもございません!今回からが、益々いいところでございます。此度は+1席が短めなので、「河内山」長尺にてお送りいたしますので、これからというお客様も、どうぞ、お運びくださいませ。神楽坂の路地裏にて松。

 それでは皆様、神楽坂にてお目にかかりましょう。




 
 
 

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