8/5(土)木馬亭定席企画公演「戦争と平和」
- 勝千代 木村
- 2023年8月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年8月2日
私は浪曲で戦争を知りました。二葉百合子先生の「岸壁の母」で、号泣し、天津羽衣先生の「原爆の母」で「原爆」と言う言葉を知りました。悲しみ、怒り、憤り、その様々な感情を浪曲で表現する力に、心を揺さぶられ号泣したのです。
今年の木馬亭定席は担当者が額集めて企画を練ってくれております。此度は、「戦争と平和」。東家五姉妹の千春さんの「稗つき物語」から始まり、すみれさんの「花一輪」は、原爆をテーマにしたフィクション、「二世の母」では、三可子さん、新たな節に挑戦しています。この演目では、千春さんと、三可子さん、同じ三楽会長の門下でも節の違いを感じるのではないかと思います。「悲恋静」で、戦に翻弄される静御前の悲哀を、伊丹師匠の節で。どれも哀しみを節に乗せて語る演目。いつも元気印のはるちゃんも、「遊女の国旗」で日露戦争の哀しみを。鶴川桃女先生の演目は、当日のお楽しみ。私は、原爆投下時の広島で、本当にあったお話の絵本から、「まっ黒なおべんとう」を関東節で語ります。この演目には、二葉百合子先生へのリスペクトがぎゅっと詰まっております。そして、トリは三楽会長で「同期の桜」特攻がテーマです。心揺さぶられる1日になること、間違いありません。平和を願って語ります。
本日、まみちゃんとお稽古して参りました。まみちゃん、愁の節、一生懸命勉強してくれてます。当日、心揺さぶられてください。お待ちしてます。

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